昨日の午後、お隣の犬(ピットブルのようなタイプの犬)が空いていたうちのドアからリビングに入ってきたんです。そして、「何?何?どうしたの?」と2階から降りて来たモカをすごい勢いで攻撃し始めたんです!
まず、モカの耳をひきちぎれそうなぐらい噛み続け、逃げ惑うモカに食いついたまま全体重ぶら下がります。そして、今度は首、そして、腿の内側を攻撃します。最後はしっぽの下の肛門の周りの肉をひきちぎり、地獄のようでした。
うちの子どもがちょうど3人ともいて、みんなでなんとかして攻撃している犬を引き離そうとしたのですが、もう食いついて離れません。
襲ってきた犬は筋肉質で毛も短く、しっぽも耳も短く、つかむところもありませんでした。闘犬用にブリードされた種類だからなんでしょう。。。
私も頭の中がパニック状態で、後はスリッパでたたくぐらいしかできませんでした。バットなどでなぐるなんて思いつきもしませんでした。自分があんなに動けないなんてショックです。
人生で人や動物がこうやって襲われたのを目の当たりにするのは初めてでした。
さらにショックだったのが、お隣(つまりこの襲ってきた犬の飼い主)、過去にこの犬が、他の犬を怪我させたことがあることを知っていて、シェルターからアダプトしてきたということです。
ペットのアダプト(レスキュー)は、アメリカで、動物愛護の観点から、最近さらに注目を浴びています。ペットショップやブリーダーから購入するのではなく、過去に何らかの原因で元の飼い主が手放し、レスキューグループがアダプトし、フォスターファミリー(受け入れ先)を探し、託すシステムが人気があるようです。今回の事件の犬もそういう団体から引き取られてきました。
私の周りにもこのお隣さんを含め、多くの方々がこのシステムに参加しています。システム自体は素晴らしいと思います。ただ、今回のレスキューグループのように郡(カウンティーですね)の無認可で特にしっかりしたフォスターファミリー選びのルールが守られていないことがあるばあいも事実です。
過去に暴行事件を起こした犬をアダプトすることを、割と気軽に考えている人が増えてる感じがします。もちろん社会貢献のため、そして自分なら愛情でこの犬の問題行動を解決できるという信条、などの理由があるのでしょうが、多くの人は、本当にそういう大きな責任を追う準備ができていないのでは。
もちろん中には元警察犬訓練士のような、スキルと専門知識のある人もいます。でもうちのお隣さんのような、社会貢献したいから、こういう事情の犬をアダプトしたい、でも特に専門知識の無い人も多くいるはずです。彼女がこの犬をアダプトしてきた団体は、家庭訪問して、塀に犬が逃げる隙が無いか、どれだけ犬の世話、訓練にかける時間とエネルギーが希望者にあるか、そして、これまでのペット歴はどうだったかなどのチェックはしていないようです。
実際、お隣の女性の場合、今まで何頭の犬を飼ったか数えられないぐらい。攻撃的で危険とされている犬を何頭もアダプトし、ほとんど散歩もせず、裏庭に離しっぱなしです。しかも、裏庭のフェンスには昨日の犬が脱走したと思われる、大きな穴が空いています。最近までいた他の凶暴な犬たちはいつのまにか「病気で」「安楽死」させられていて、いなくなっていました。でまた数週間前に新しい犬を「レスキュー」してきたそうです。
さっき見て来ましたが、その穴は放置したままでした。
犬を飼うことの責任の重大さを理解していないのは明らかです。
人や犬を傷つけた犬をアダプトする事は非常に危険です。
その事を、その女性にもしっかりと伝え、すぐに犬を手放すことを強く要求しました。
しかし!なんとまたビックリしたのですが、
「うちのジョージ(犬の名前)が可哀想だわ!他の家からうちに来て、やっと慣れたのに」
この言葉をタイプしながら怒りで私の手が震えて来ました。可哀想なのはうちの犬です。肛門をひきさかれ、腿の内側をひきさかれ、耳もかなりの裂傷です。
自分の犬が庭を抜け出し、人の家に入り込んでそこの家の犬をもう少しで死ぬほどの怪我を負わせておきながら、まだそんなのんきなことを言っているのです。
ピットブルレスキュー、秋田ドッグレスキューといった団体が増えています。
犬を襲ったことのある、昔は処分されていたような犬は、飼い主が悪かった、他の家庭で第二の人生を!ってコンセプトは素敵です。
でも、また襲う可能性は大きいです。
凶暴だとレッテル貼られた犬は可哀想という気持ち、分かります。襲った場合、被害を受けた犬や人の身体的、精神的トラウマはどうなるのでしょう。
モカの恐怖と絶望感の混ざった悲鳴はもう一生忘れられないでしょう。
こんな経験を他の犬にしてほしくありません!
人や犬を襲ったことのある犬をレスキュー、アダプトするのは本当にすごく危険なことだと思います。「うちの犬はスイートで穏やかで絶対にこんなこと、ありえないと思ってた、ショックだわ。。」と飼い主の女性も言っています。
攻撃用にブリードされた犬種は存在するんです。その本性がいつ出るのか分かりません。その犬が子供や他の犬を大怪我させたり、死なせてしまった後で、後悔しても遅いのです。素人がちょっと愛情をかけたり、訓練したぐらいじゃ本性は変わりません。実際、彼女の犬も、彼女がうちに入ってきた瞬間、攻撃を止めました。飼い主の前では良い子なんです。
私は人生であんなにガタガタ震えたことはありません。自分が、無力感じたことはなかったです。子どもたちがこんなに憎しみと悲しみを感じたことはありません。
傷ついて、テーブルのしたに隠れて外傷性ショックで死んでしまうのではないかと思うぐらい震えていたモカ。
昨日、モカがいなければあの攻撃してきた犬は子どもを襲っていたと思います。モカが身代わりになってくれたのです。
守ってあげられなくてごめんなさい。命がけで守ってくれてありがとう。
せめて私に出来るのは、怪我の手当てをするのと、少しでも多くの方にこの長いメッセージを届けることだと思います。長い文章読んでくださってありがとうございました。
追加ですが、こういう事件が起きたら、アメリカの場合はお住まいの地域のアニマルコントロール(日本の保健所のような感じだと思います)に直後すぐに連絡しましょう。(私も知らなかったのですが、友達に教えてもらいました)
人やペットを襲った犬は登録しておかないといけないようです。
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モカちゃん、大変な目に遭いましたね(涙)!!
私も同じ考えです。
獰猛な犬は飼い主によって、良い犬になるか逆のケースになるか変わると思います。
そして、獰猛な犬を飼うということは、その犬のボスになって養う・・・ということだと思うんですよ。
だから「かわいそうだから~うちにおいで~庭においてあげるわ~・・・。」と、ちんたら優しいフリをする人は飼うべきじゃないんです。
もしアダプトするなら、それなりの準備をして、近所に迷惑をかけない!が基本ですよね。
バカな飼い主はどこにもいますね!
りょうこさん、このおバカさんは他のご近所の方にも迷惑になる(なってる?)かもしれないから、警察に届けたりしたらどうでしょう?
あ、この場合はアニマルコントロールか。
きっとお隣のおばかさん(もう名前つけちゃいます!)を訪ねて注意してくれるはずです。
最悪、その犬を取り上げてくれるかもしれませんよ。
後はこのシェルターにも報告というか、告げ口というか、して、責任を取らせる!
人をかんだら事はもっと重要だから、警察はきっと飼い主に責任取らさせるんだと思ったな。
(犬だって重要なのに!!)
私だったら怒って弁護士を雇って、治療費+心のトラウマ代(?)をぶんどりたいっ!!
いや、ぶんどるわっ!
動物を飼うって、だから責任を取れないなら飼うな!って思うんですーーー!!
私までイライラしてきました・・・(涙)。
モカちゃんの傷とご家族の心の傷を癒すためにも、ここはきちんとさせてもらいましょう!
応援してますよ!!!
OMG!! Unbelievable story…
お庭で起こった事ではなく、Living roomで!しかもそれを目撃した子供達とりょこさんはどんなにShockだったでしょう。。。とても怖かったことと思います。一日も早くモカちゃんの傷そして、りょうこさん達の心の傷が治りますように。
たまこです。
あまりの衝撃に、3回も読んでしまいました。
読んでいるだけで震えて涙が出そうです。
モカちゃんの心に傷が残りませんように。
そして、ケガも一日も早く治りますように。
大変でしたね。ショックだったと思います。読んでても伝わって来ましたが写真見てた絶句です…。これってもう賠償ものですよね。もちろん治療費は払ってもらえるのでしょう?
うちもシェルターから犬を…とドッグデイケアやってる夫の従弟に聞いたら「初心者にはシェルターの犬は難しいよ」と言われました。彼が太鼓判押した犬をもらう予定です。
お大事に。
おれんぢ猫さん、コメントありがとうございます。。ほんとこういうタイプの飼い主、そして気軽に犬をはるばる遠くマウイからアダプトしてきて、house visitも無しに、新しいフォスターファミリーを決めるレスキュー団体、全てどこか狂っているというかおかしいですよね。おれんぢ猫さんのアドバイス、すごくためになりました。すでにアニマルコントロールには届けてあったのですが、レスキュー団体にも連絡してみました。素早く対応してくれて良かったです。反論されるかもって思っていたので、驚きました。後、ワシントン州(レスキューグループのPO ボックスのある州、ワシントンなんです。でも実際の住所は無しという。。)のアニマルコントロールにも連絡しました。警察は人に被害無しなので、アニマルコントロール任せのよう。アニマルコントロールは訴える手伝いしてくれると言ってくれたんです。でもうちの隣の飼い主、訴えられたくない(かなり汚屋敷の問題満載の女性)ので、犬を「返品」することにしたので、訴えないことに。できれば加害犬、殺処分してほしいのですが、そこまで私は要求できないっぽいです。
最初はただ隣のおばさんに治療代もらうだけっていう予定だったのが、いろんなアニマルコントロールや団体に連絡したので出来ることは全てしたので、後はもうこれ以上できない感じです。これからは自己防衛でいきます。
Walnutさん、ありがとうございます。ほんとリビングが一瞬にして地獄になったようでした。モカが逃げまどい、それに食らいついたまま離さない悪魔のような犬。ラブの耳、あんなにひっぱられたの初めてでした。恐怖でモカ、失禁して、肛門轢きちぎられ、すごかったです。飼い主が来て凶暴犬を連れ去った後、トイレに逃げ込み、血を流していて、もうほんとどうして犬用の救急車がないんだろう!と思いました。もうがたがた私、震えちゃって、車の運転どころじゃなかったです。ほんとうに、もうこういう事故が起こらないように、数多く存在する(無認可が多いようです)「レスキュー」団体が、ちゃんとフォスターファミリーの家の状況を確認するようになってほしいと思います。
たまこさん、ありがとうございます!ほんと私も昨日タイプしながらわなわな手が震えてきて、びっくりしました。こんな体験自分でも初めてです。母親として、飼い主として、自分の子どもと犬は自分で守らないといけないなと思います。もし、例えば、子どもを公園で遊ばせてるときや、モカをのんびり散歩させているときに、ああいう凶暴な犬がかかってきたら、ほんと何もできないです。早速アマゾンで撃退用スプレー買いました。でも、ほんとうにモカが噛まれて、凶暴な犬を抑えてたうちの子どもたちも噛まれるかも!というときに、ほんとなーんにもできなかったって信じられないです。
以前は犬に襲われて死ぬとか聞いた事あったけど、えー、犬なんてあご抑えてひきさいちゃえばーみたいに軽く思ってたんです。それが、ほんと怖くて怖くて動けなくなるってあるんですね。びっくりしました。
陸太太さん、コメントありがとうございます。飼い主には治療費払わせます。お詫びの品とかは無いです。昨日、怪我をみにきても、Oh! That’s it?って笑うし。頭おかしいみたいです。
この飼い主とっかえひっかえ、犬をアダプトしてきて、ほとんど数分しか外に犬を散歩させず、あとはバックヤードに野放し。以前アダプトしてきた犬は「病気」になったので、2頭同時期に「安楽死」させ、こんかいまた「子犬」を2頭アダプトしてきたそうです。
陸太太さんのようなしっかりと責任感のある方がフォスターファミリーになるならいいのですが、うちの隣の女性のような人も気軽にアダプトできる、しかも凶暴な犬をとっかえひっかえ、ほんとうに残念なことです。
シェルターとレスキューグループが違うことを知らず、昨日の投稿ではシェルターとレスキュー団体を同じように書いてしまいました。シェルターはもっとしっかりとしたルールが整備されているようです。今回のレスキューグループは実際のphysical addressもない、団体のようです。今、昨日の投稿を訂正します。
読んでいて私も震えてしまいました..。モカちゃんは良くなったのですか?
半蔵プーのママさん、ありがとうございます。時間がかかりましたがもうすっかり元気になりました。でもあのおばさんを見たらびくつくと思います。
モカはラブラドールなので体は大きいのですが、気が弱く、優しい犬なので、可哀想でした。ほんとうに殺されなくて良かった!